0.01%⇒0.002%!5分の1になった衝撃から1年。銀行との付き合い方を考えてみます。

30年で1500%ダウン!

 超低金利時代の現在、普通預金の金利は0.001%です。私のおぼろげな記憶だと、中学生くらいのときに郵便貯金(普通)で3%ちょいだった気がします。普通預金も30年前から1500%ダウンですよ・・・。

 で、昨年4月から大手都市銀行が続々と定期預金の金利を引き下げました。定期預金が0.002%って・・・この前まで0.01%でもおわってるなーと思っていましたが。本当に意味がないですよね。

10年かかってたったの146円!

 たとえば毎月2万円を10年間コツコツ積み立てた場合240万円になるわけですが、利息は184円。しかも「利子所得」となり所得税などがかかるので20.315%持っていかれて手元に残るのはたったの146円!ATMの手数料とか振込手数料がかかった日には一瞬でマイナスになってしまう金額です。

 1年経った今でも金利が上がる気配は全くなし。コロナの影響はもちろんあるでしょうが、金利と密接にかかわる物価についても、数年前から政策的に取組んでいるにもかかわらず上昇する気配はありません。

預金するとお金がかかる時代に?

 もう銀行は預金されたくないということ。今後は預金者が手数料を払ってお金を預けることになるかもしれないですね。とは言ってもお給料は銀行に振り込まれるし、現ナマを家に置いておくのもコワい!インフレリスクもある!でもすべてを投資に回すわけにもいきません。

ネット銀行も一考の余地あり

 というわけで、金利の面では多少マシなネット銀行などをピックアップしてみました。

■楽天銀行

https://www.rakuten-bank.co.jp/interest/details.html#anchor-01

■住信SBI銀行

https://www.netbk.co.jp/contents/kinri-yenfutsu/

■イオン銀行

https://www.aeonbank.co.jp/interest/deposit/

■PayPay銀行

https://www.japannetbank.co.jp/information/interest/deposit.html

■東京スター銀行

https://www.tokyostarbank.co.jp/rate/

 共通しているのは、何かしらのサービスを利用することで金利が優遇される仕組みがあるということ。メインユースが楽天カードだったら楽天銀行、イオンカードだったらイオン銀行とか、給料振込口座を東京スター銀行にするとか、証券口座を開設するとか、今の自分のスタイルに合ったやり方が見つかれば、金利が数十倍になることもあります。

 自宅から近いから、大手で名が通ってるから、などの理由でメインバンクを選んでいる人(私もそうですが)は、この先もその銀行にお金を預け続けるべきなのか、長い目でよく考えるべきかもしれません。

 つみたてNISAやiDeCoが株式投資のみになっている人は、ポートフォリオの一つとして考えてみるのもいいと思いますよ。