日向灘を震源とする地震により被害を受けられました皆さまに、心からお見舞い申し上げます。

 今回の九州・日向灘での地震を受け、気象庁は初めて南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」を発表しました。この地震により、南海トラフ地震の発生リスクが高まっており、今後1週間は特に防災対策の確認が求められています。

 南海トラフ地震が発生した場合、関東から九州にかけて甚大な被害が予想され、最大で34メートルの津波が発生する可能性もあります。政府は被害軽減のために各地で防災対策を推進しており、特に津波避難タワーの建設や建物の耐震化が進められていますが、高齢化などの影響で対策が不十分な地域もあります。住民一人ひとりが自ら避難経路を確認し、最低3日間の食料や水を備蓄するなど、個人の防災対策が重要とされています。

 以下、個人で出来る地震対策について挙げてみます。

  • 避難場所と経路の確認: 家族全員で自宅や職場から最寄りの避難場所と避難ルートを確認し、集合場所を決めておく。
  • 防災グッズの準備: 非常用持ち出し袋に食料、水、懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、医薬品、マスク、携帯電話の充電器などを用意する。
  • 食料・水の備蓄: 最低3日分の飲料水と非常食を備蓄しておく。
  • 家具の固定: 棚やタンスなどの大型家具を壁に固定し、倒れないようにする。
  • ガス・電気の安全対策: ガス漏れ防止のため、地震発生時にはすぐにガスの元栓を閉める。また、家電製品の使用を避けるためにブレーカーを落とす練習をしておく。
  • 緊急時の情報収集方法の確認: ラジオや携帯電話を使って、緊急時に正確な情報を収集する方法を確認しておく。

 お盆休みに入りますが、日頃の防災対策を再確認してから過ごしたいですね。あらためて加入している保険の補償内容も確認しておきましょう。